振袖の思い出 〜家族へ感謝する大事な機会〜
みなさん、こんにちは。
宮野川 尚子です。
きょうは天気が良かったですね。
お花見に行きたい気分になりました^^
最近は、満開の桜も良いけど
葉桜もいいな〜♪なんて思えます。
ところでみなさんは、成人式の振袖って
どうしてますか?
今は、レンタルする人も多いですね。
私は、ありがたいことに
妹と一緒に着れるようにと両親に買っていただきました。
ですが、着る機会があまり無く、つい最近までクローゼットに眠っていました。
そういう人、けっこう多いんじゃないかな^^;
ちゃんと着たのは、成人式の日と
上司の結婚式でのみです。
着物の管理もできないし、親戚に着る機会の
ある人もいないので、他の方へ譲ろうと、
その手の業者に査定をお願いしました。
初めて出張査定というものをお願いしたのですが、
家に来られるとなると、やっぱり緊張しますね。
他の着物や浴衣、使ってない家財道具も
合わせて査定をしてもらえました。
ただ残念なことに、先ほどお話した振袖の査定は、何と!
300円の値打ちでした( ; ; )
悲しすぎますね・・・
かわいそうな振袖さん。
業者さん曰く、
赤い花柄の振袖は、多く出回っており、
身丈が短いものは、サイズの調整がきかないので、
値段がつけられないとの事でした。
私は身長が低いのです^^;
その業者さんも、
この金額で取引するのは、
心苦しかったのでしょう。
自分で写真を撮って、メルカリで
売った方が良いとアドバイスを下さいました。
アナログなので時間がかかりましたが、
メルカリの本を見て、友人の協力も得ながら、何とか出品できました。
うれしいことにすぐに買い手がついたのですが、
今度は、郵送する寸前で
契約のキャンセルとなりました( ; ; )
「あー!もう!こうなったら、着倒して楽しんでやる!」
そう心に決めた私は、
振袖を何とか有効活用できないか考え、
リメイクを試みたり、
呉服屋さんに袖の長さを調整
できないかとお願いしたり、
これからもずっと着れるような選択を模索しました。
いろいろ考慮した結果、
ハサミを入れずに、
そのままの状態で、
振袖と洋服を合わせるコーデを
楽しむことにしました^^
そんなこんなで、この振袖と出会って
15年経ちました。
母と妹と一緒に振袖を見に行った日のこと。
成人式に、家族4人で写真を撮った日のこと。
いろいろと思い出されますね。
私の家は経済的に裕福ではなかったので、
高価な振袖を買うのは、親としてもきつかったと思います。
振袖を買いに行ったときの母の想いを想像すると・・・
やっぱり簡単に手放しては、ダメですね。
この振袖に、感謝の気持ちが足りないと言われているようです。
物にも魂は宿ると言いますが、
何だかこの振袖から、家族に感謝する機会を
改めていただいた気がしました。
振袖さんへお礼の言葉を
かけるとしたら・・・
「一度は手放そうとして、ごめんね。
これからも大事にするね。
私と出会って、大事な機会をくれてありがとう。」
そう伝えたいなと思います。
今度、お友達とまた
そのときにまた、この振袖を着ていくつもり
なので、今からどんなコーディネートしようかと
ワクワクしています^^
(着付け練習模様♡)
そのときの様子も、
またこちらで報告したいと思います。
私を大切に育ててくれた両親、
いつもそばにいて、支えてくれた妹に
感謝します。
みなさんも家族との
思い出の品はありますか?
きょうは、私の振袖の話でしたが、
書いていて、この振袖は15年間
家族を見守ってくれていたのかも!
なんて想いも出てきました^^
これからも大切にしようと
思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。